機能詳細
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検査歴表示
トップ画面
RS_BaseはInternet Explorer上に表示されます。ほとんどの操作がワンクリックで済むので効率的です。上部が操作系パネル、下部が検査履歴表示となります。血液検査表示は別画面となります。
最上段は、説明画像へのリンク、2段目は、ワンクリック・ファイリング(PC側のドライブにメディアを挿入してワンクリックするだけで取り込み完了)用のボタンなどが並びます。その下部のパネルは患者や検査の抽出ボタンなどとなります。
その下のランチャーパネルには、説明画像や自作の覚え書き、常用するソフトなどへのリンクを多数設定することも可能です。検査別抽出パネルにある検査名をクリックすると、その検査を行った履歴が一覧で表示されます。年齢別、性別の件数表示があり、そのグラフ表示も可能です。ランチャーや検査別抽出パネルの構成はユーザが自由に設定できます。
下部の検査履歴表示パネルには検査が日付順に表示されます。 各リンクをクリックした際の機能は、
- 検査名(Web表示欄):その検査内容がWeb表示されます 。
- 日付(画像ソフト欄):検査内容が別ソフト上で表示されます。
- ID(PhED欄):検査内容が別ソフト上で表示されます 。
- カナ氏名(患者表示欄):個人検査履歴画面が表示されます。
- 漢字氏名(Filling欄):追加ファイリングします。
- 年齢(ホルダ欄):ファイルのあるフォルダが開きます。
- 性(診入欄):診断名(所見)を登録します。
診断名(所見、コメント)を入力しておくと個人の検査履歴画面を見ればその患者さんがいつどんな検査を受けどのような所見だったかが把握できます。そこから各検査記録へリンクしているので閲覧性は非常に良いです。データが蓄積するほど大きな財産となります。
個人検査歴表示
電子カルテやレセコンの受付と連動している場合は、この個人履歴画面が基本画面となります。この画面内にRS_Baseに蓄積されたあらゆるデータへのリンクがあります。検査別抽出パネルの中の検査項目の色は、前回の検査からの経過時間によって変化します。中央部には、血液検査のグラフへのリンクがあり、画面下部にも血液データを表示させるかどうかは選択できます。また、右側の side show 欄には、代表的な検査のサムネイル表示、サマリー表示、処方・処置表示(電子カルテやレセコンと連携できている場合)が可能です。この画面を起点として、ごく少ない操作で患者個人の全てのデータに速やかにアクセス出来るようになります。
血液検査
トップ画面
血液検査は院外、院内、手入力した全てのデータが一元的に時系列で表示されます。データの取り込みは、外注検査データはフロッピーディスクやUSBメモリ、また検査センターによってはオンラインで取得が可能です。現時点で100社を超える検査センターがRS_Baseへの取り込みフォーマットに対応していただいております。院内検査は、機器側にRS-232Cでの出力機能があれば院内検査取込システム(RS_CommPro)にて自動ファイリングすることができます。
グラフ化機能
時系列表示された表の項目名をクリックすると、経過のグラフが表示されます。また、頻用するグラフをセットで登録しておくと設定したグラフが表示されます。たとえば、糖尿病における体重とHbA1cを中心としたセットです。患者さんにも経過が理解しやすくなります。同時にグラフ表示する項目が多くなると見にくくなるため、随時血糖などは、初期表示はさせない設定にし、チェックを入れて追加表示するような機能もあります。また、電子カルテと連動しているとグラフ上部に処方内容を表示させることが可能で、処方変更による効果が大変見やすくなります。
さらに、マルチグラフという機能があります。グラフセットを一挙に複数表示させる機能です。たとえば、肝機能、腎機能、貧血、脂質、糖尿病などあらかじめ登録したグラフセットをワンクリックで一度に表示できます。
画像表示
画像表示方式
RS_Baseによる画像表示方式には、大きく分けて「Web表示」と「画像ソフト表示」があります。
Web表示は、ブラウザ上に画像が直接表示される方式で、直感的で扱いやすくRS_Baseにおける標準的な画像表示法です。静止画はJPEG、動画はAVI、MPEGなどパソコンで表示可能な形式はすべて表示可能です。サムネイル表示、実サイズ~拡大表示、スライドショー表示が可能です。また、説明用画像登録機能(検査ごとに設定出来る)があり、患者さんへの説明の際に正常像やシェーマなどを病変と並べて比較表示が可能です。また、多数の画像の中から代表となる画像を選んで登録する、キー画像登録・呼び出し機能もあります。その他、印刷機能、紹介状への画像挿入も簡単に出来るようになっています。
画像ソフト表示は、一般画像の表示用にいくつかの医用画像ビューアとして、メーカーよりご提供いただいている心電図ビューアやDICOMビューアを搭載しています。
検査歴の検査名(Web表示欄)クリックでJPEG、AVI、MDEGなどはWeb表示、日付(画像ソフト欄)もしくはID(PhED欄)クリックで画像ソフト表示となりますが、心電図表示やDICOM表示ではこの限りではありません。DICOMはDICOMビューア、心電図はメーカーよりご提供頂いている心電図ビューア、PDFはAcrobatReaderで表示されます。
内視鏡画像
電子内視鏡画像の記録には、記録媒体(USBメモリ、SDカード)から画像データ(DICOM、JPG)を取得し、取り込みはワンクリック・ファイリング、またはLAN対応の場合、DICOM通信もしくはJPG通信をRS_Baseへ自動ファイリングが可能です。
- DICOM通信の場合は、DICOM通信ソフト(RS_Receiver)が必要です。
内視鏡画像のサムネイル表示
画像表示は、検査名をクリックでWeb表示画面となります。最初にサムネイル(縮小表示)画像が表示され、下にスクロールすると実サイズ画像が続きます。サムネイルは横1列から5列表示まで可能で、そちらを直接クリックしても実画像が表示されます。
内視鏡画像のスライド表示
さらに、別画面で「スライド」表示ができ、いわゆるスライドショー機能で自動連続閲覧もできます。画面のγ値も変えられる表示機能です。さらに、サムネイルから画像加工ソフトへの出力も1クリックでできます。過去の検査との比較表示も簡単です。任意の画像を選択して、それを紹介状に貼り付けるのも簡単にできます。
超音波・静止画像
超音波画像のファイリングには色々な方法があります。
- 機器に付属(あるいはオプション)の記録媒体(USBメモリ)があれば、そのデータを利用してワンクリック・ファイリングが可能です。
- LAN対応の装置の場合、DICOM通信にてRS_BaseにDICOM画像、JPG画像をファイリングすることが可能です。
- DICOM通信ソフト(RS_Receiver)が必要です。
超音波画像(静止画)サムネイル表示
超音波画像(静止画)のスライド表示
画像の表示は、内視鏡と同様です。
超音波・動画像
動画もRS_Baseで保存、表示が可能です。
データの取り込み
- 静止画と同じく動画を記録媒体(USBメモリ、SDカード)やLAN経由で落とせる機種なら静止画と同様の方法です。
- ただしデータ形式や容量には注意が必要です。
- LAN対応の装置の場合、DICOM通信にてRS_BaseにDICOM画像、JPG画像をファイリングすることが可能です。
- DICOM通信ソフト(RS_Receiver)が必要です。
電子記録装置を標準で持たない場合は以下の方法も可能です。
- DICOM通信ソフト(RS_Receiver)が必要です。
動画のWeb表示は、静止画と同じく検査名クリックで最初にサムネイル表示画面が出ます。上図は、静止画と動画が同じ画面に表示されており、色分けされています。サムネイルは基本的に1周期で停止します。任意のファイルをクリックするとあらかじめ設定したサイズで連続(エンドレス)表示されます。
複数動画の同時表示
複数の動画を選択し同時表示させることもできます。前回と今回の検査の動画を並べて比較することも可能です。
- 上図は、心のう液貯留の経過を比較表示したものです。
心電図
心電図の電子的保存の現状は、心電計メーカーがそれぞれ独自の保存フォーマットを持ちそれぞれビューアも異なるといった状況です。
RS_Baseでは、心電計メーカー様より無償のビューアを提供いただいてRS_Base上で使用出来るようになっています。現在、日本光電工業株式会社、フクダ電子株式会社、フクダエム・イー工業株式会社、株式会社スズケン様のビューアが使用できます。
- 別途ソフトをインストールする事でGEのビューアが利用可能です。
三栄メディシスの心電図は、JPFGで連携可能です。
心電図ファイルの取り込みは、LAN経由であれば自動ファイリング、メディア経由の場合ワンクリック・ファイリングに対応しています。
日本光電社の心電図ビューアです。
時系列の過去比較が同時に4つまで可能、波形データのかさね書きも出来るようになっています。
フクダ電子社のビューアFEV-05による心電図表示。フクダ電子社のビューアは波形表示がきれいで印刷機能もあります。有償のファイリングソフトFEV-80もRS_Baseとの連携が可能です。
フクダエム・イー社のビューアで心電図を表示したところです。波形スクロール、拡大、解析表示など一通りの機能を備えています。加えて、過去波形との比較やマスター負荷試験閲覧時の使い勝手が良くなっています。
スズケン社の心電図ビューアです。
時系列比較、印刷、画像出力等、一般的な機能はすべて網羅されています。
ホルター心電図の表示
フクダエム・イー社のホルター心電図解析ソフト(有償)による表示です。これは、RS_Baseより立ち上げて作業をすることができます。波形表示のみできる(解析のできない)無償ビューアはRS_Baseに同梱されています。
レントゲン画像
RS_Baseはレントゲン画像をDICOM、JPGでファイリングが可能です。
本Viewer は、診断端末としての、薬事は取得しておりませんので、 最終診断には、CR、DRのコンソールPC や PACS などで、診断端末としての 薬事取得した機器で行う必要があります。
⇒【オプションにより薬事対応のViewerを使用することができます。】
レントゲン画像の取り込み方法としては、
- CR装置、DR装置からの取込み。
現在の所、CRは、富士フィルム、コニカミノルタ。フラットパネル(DR)は、富士フィルム、コニカミノルタ、Canonとの取り込み実績があります。これは、後述のDICOM画像のセクションで紹介するRS_Receiverを使用してDICOM画像を取り込む方法で、同時にJPEG画像としても取り込まれます。
胸部写真の比較表示
JPEG画像の表示は、胸部単純レ線のように画像数が1枚程度と少ない検査では、最初の画面で前回との並列比較表示にすることができます。目的の画像をクリックすると目的のサイズ→実サイズ画面となります。自由に表示サイズ、表示位置を変えられるので、モニタの数や解像度によって自分の見やすい環境に設定すれば便利となります。
ApolloViewLiteによる胸部写真表示
ApolloViewLiteによる胸部写真表示 ApolloViewLiteは簡易DICOMビューアですが、JPEG画像も表示できます。図はCTRを計測しているところです。 非常に簡便に計測できます。
DICOM画像
DICOMモダリティからの画像受信
院内のCR、DR,、CT、MRI、超音波、内視鏡等の画像をRS_Baseでは、DICOM受信ソフト RS_Receiver との連携により、それらモダリティ(DICOM画像発生装置)からのDICOM画像をファイリングすることが可能となります。RS_Receiverは、シモノソフトウェアサービスが開発した有料のRS_Base向けDICOM受信ソフトです。
DICOM画像のファイリング
他院から頂いたCT、MRI、冠動脈造影などの画像もCDから取り込みが可能です。
DICOM画像の表示
RS_BaseにはDICOMビューアが複数搭載されています。これらは、RS_Base向けに改良されたものです。いずれもRS_Baseの検査履歴画面からワンクリックで画像が立ち上がります。
- ApolloViewLite。シモノソフトウェアサービスご提供による。
DICOMビューアとしての標準的機能を一通り備えており計測も出来るので、フリーの簡易DICOMビューアとは言え実力十分です。
- RS_Viewer(有料ソフト)
DICOMビューアとしての機能に加え、画面下にシリーズ毎のサムネイル画像の表示、ドロー機能など様々な機能がついているソフトです。
- 前記2つのビューア以外に、ユーザが入手したDICOMビューアの実行ファイルを登録してワンクリックで立ち上げることも可能です。
- Dicomビューアがドラッグ&ドロップで起動するようになっている必要があります。
ApolloViewLiteによる表示
ApolloViewLiteによる頭部MRI画像の表示です。配列、サイズ、濃淡・コントラストなどの変更機能、表示条件プリセット機能、回転・フリップ機能、計測機能などDICOMビューアとして一通りの基本機能を備えています。
RS_Viewerによる表示
RS_Viewerによる胸部CTの表示です。モダリティーによる画面の配置の自動変更、サムネイル単位での閲覧、ドロー機能など様々な機能を兼ね備えたビューアです。
DICOM動画の扱い
心エコーのDICOMの動画(マルチスライス)をDICOM形式のままファイリングしても表示は可能ですが、容量も大きくなりますので、RS_Receiver(DICOM通信ソフト)のコーデックを使用して、マルチスライスをAVI形式に圧縮変換しRS_BaseにファイリングしてWeb表示で閲覧することも可能です。
ビデオ画像
診察時の所見を動画で残すことができます。撮影機として現在RS_Baseユーザ内で使用者が多いのは、デジタルカメラです。記録、データ転送が極めて簡便です。
音声ファイル再生・表示
音声ファイルの再生にも対応できます。WAVファイルやMP3ファイルを再生できる音声再生ソフトを登録しておけば、ワンクリックで音声再生が可能なだけでなく、心音図のような波形を同時に表示させることができます。
外部書類の取り込み
他院からいただいた診療情報提供書や報告書、健診データ、介護保険関係の書類、病理診断報告書などの書類はスキャナで取り込んでファイリングしておくと便利です。保存形式はJPEGとPDFなどがあります。
デジダルカメラによる所見
RS_Baseでは、デジタルカメラで皮膚の色調、形状の変化の撮影や、咽頭病変の撮影、動画による顔面や手足の運動機能異常などの画像をファイリングすることができます。
数値検査データのグラフ化
RS_Baseでは、スパイログラム、オージオグラム、ティンパノグラム、などからデータを、連携ソフトRS_CommProを使用することにより、自動ファイリング及びグラフ化し、グラフも過去データとの比較が容易に出来るようになっています。
紹介状
RS_Baseは紹介状機能も備えています。個人検査履歴画面から紹介状ボタンをクリックすると、患者頭書きは既に入力されており、相手先も選択メニューから入力できます。
その他の便利な機能
- 前回分の紹介状があればコピーして表示されますので簡単な変更で作成が可能です。
- 過去の血液検査が下部に表示されますので、任意のデータをコピー&ペーストすることで血液データ記載の手間が省けます。
- 電子カルテやレセコンと連動していれば過去の投薬内容をワンクリックで貼付可能です。
- 検査画像の貼り付け機能もフレキシブル。検査表示画面から画像を選んで紹介状ボタンをクリックすると画像の入った紹介状ができます。紹介状を書いた後に画像を付けることもでき、画像の配置も選択できます。
書き上がった紹介状を表示させたところです。左上には自院の地図を表示できます。画像は紹介状に含めることも可能、別紙に画像だけまとめることもできます。
書類(所見)
RS_Baseでは内視鏡や超音波の簡易の所見書類を作成することができます。
- 例文を作成することで簡単に書類が作成できます。
- 検査画像の貼付機能もフレキシブル。検査表時画面から画像を選ぶと画像の入った所見書類ができます。
上部内視鏡所見を表示させたところです。
健診レポート
RS_Baseでは、企業の法定健診の作成ができます。
- 医院に合わせた血液データの登録が可能です。
- 血液データや胸部写真はファイリングされているデータから流し込みが可能です。
問診票機能
改訂長谷川式簡易知能評価スケール、SRQ-D (うつ病の問診)、前立腺問診、SAS問診、喫煙問診、更年期問診等各種問診機能が付属されており、入力、結果ファイリング機能を搭載しています。
改訂長谷川式簡易知能評価スケールの入力画面
糖負荷試験機能
血糖、インスリン値を入力することで糖負荷試験のグラフを表示する機能です。境界域も自動表示されます。
DAS機能
リウマチの指標であるDAS機能です。28だけでなく68のプロット、SDAI、CDAIの計算、問診機能など多彩な機能があります。
統計・検索機能
検査項目や、診断名欄に記録した所見名や紹介先などの中から任意の事項を抽出し、年齢別表やグラフで表示させることができます。また、期間の絞り込みができるので、たとえば、1シーズンに行ったインフルエンザ迅速試験を抽出しさらにA型を抽出して年齢・性別の表とグラフで表示、などが簡単にできます。小児科向けに20歳未満は1歳毎のグラフ表示も加えられています。各検査終了時にやや面倒ではあるが所見を入力しておくと、このような統計時に威力を発揮します。
血液検査にも検索機能があります。たとえば、最近1ヶ月のHbA1c:8% 以上のケースを抽出などとできます。またこの設定をボタンに登録しておけます。
任意の文字絵列での検索も可能で、同様に集計が表示されます。
当院からの紹介状を抽出してグラフ表示したところです。年齢(10歳単位)、性別で表に集計され、下部にグラフ表示される。その下は小児科向けに、20歳未満については1歳単位で集計・グラフ表示されます。
その他機能
カレンダー機能
トップ画面からカレンダーを呼び出せます。目的の日を選択するとその日の検査履歴が表示されるカレンダーと予定を書き込めるカレンダーがあります。
患者説明用画像表示機能
病気の説明などに使う画像を登録し表示させる機能です。その画像にフリーハンドで書き込めるように画像加工ソフトへの書き出しもワンクリックです。
書庫機能
スキャナで取り込んだパンフレットや文献などを保存しておくための機能です。
検査データ一括出力機能
個人の検査データや企業健診の結果を一括して書き出せる機能です。個人については、検査履歴表示画面の最後にデータ出力用の選択ボックスがあり、全てもしくは一部の検査を選択して出力すると、1つのディレクトリに一括してデータが書き出されます。それをCD-Rに焼いて渡せば色々な検査結果を丸ごと提供できるようになります。閲覧する側はブラウザさえあればほとんどのデータを見ることが出来るようになっています。健診データは会社単位で抽出して書き出せます。CSV形式でのデータ書き出しも出来るので、集計や統計処理にも使えます。
患者サマリー保存機能
カルテ更新時のまとめや、ちょっとした備忘録として使えます。